女性医師の方へ
医師としてバリバリ仕事をしたい、女性として結婚をして子供も産みたい、結婚して子供も
欲しいけど仕事もしたい。「仕事」、「家事」、「育児」等等、女性には女性なりにすること、
考えることが沢山あります。そこで職場を選ぶときに選択肢の一つとして麻酔科を考えている
女性のお役に立てる情報をここで提供できたら、と思います。
実際に、麻酔科で働く女医の例を見てみましょう。
女医1:麻酔科は1年目。子供2人(4歳、2歳)
朝の導入から16時までの勤務をお願いしています。その後はすっかり家庭人。
子供を迎えに行って、子供の世話をしたり家事をしたりしています。夜の当直もcallも週末も
勿論off duty。子供が病気になったら”休んで、しっかり子供の面倒をみてあげて”と言って
下さるし、仕事の途中で子供が熱発して呼び出されれば、他の先生方のサポートですぐに
仕事を代わって頂けるし、保育園で親が参加する行事があれば”どうぞ子供のために参加して
あげて”と言って下さいます。
女医2:麻酔科指導医。子供1人(小学生)
基本的には、朝の導入から17時まで。小学校の行事があれば早退。子供の長期休暇の時は、
学童保育の時間にあわせて勤務。
女医3:3年目。独身
毎日バリバリ仕事をこなしています。 
女医4:6年目。育児休暇中。
平成19年度より院内に保育所が造設されます。子供を持つ女性にとっては、ある意味では
働くのによい環境になるとはいえ、bed freeではない限り、夜間のcallや当直など全てに
対応するには限界があります。周囲も自分も気持ちよく働くには職場や家族の理解が必要です。
女医の割合が多くなってきている今でさえ、時代のニーズに応じた仕事環境を提供してくれる
職場はまだ多いとはいえません。卒後研修制度が導入されてから、各々の医局が人員不足に
陥り必要に迫られて、子供のいる女医にも働きやすい環境になりつつあるとはいえ、
まだ不十分なものでしょう。
どのような仕事をどこまでしたいと考えているのか、子供との時間をどのくらいとりたいのか(幼稚
園、小学生...と子供の成長に応じて親が参加する行事や子供の帰宅時間等も変わります)、
またパートナーの勤務状況・勤務先の移動等、様々な要素で生活パターンが変化します。
バリバリ仕事をしたい方は、全身管理を始めICU、緩和ケアなど幅広く学んで働けますし、
バリバリとまではいかないけど、自分のライフスタイルにあった量の仕事をして、家庭も大切に
していきたいという方にも、麻酔科は幅広いパターンにかなり柔軟に対応してくれる、
最適な職場の1つと言えると思います。
Department of Anesthesiology,Oita University Faculty of Medicine,2006.2007.All Rights Reserved.