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教授からのメッセージ

栗林

大分大学医学部麻酔科学講座は、1980年4月1日に長崎大学医学部から初代本多夏生教授が赴任され、大分医科大学麻酔科学講座として開講しました。そして、1997年1月より2代目教授の野口隆之教授が講座を引き継がれ、大分県内の麻酔科関連医療レベル向上と麻酔科学の発展に尽力されました。 私、北野敬明は2014年8月より前野口教授の御遺志を引き継ぎ、三代目教授として務めさせていただいております。

当講座のスタッフは、大分大学附属病院をはじめ、主に大分県内の中核病院で活躍しており、大分県内の地域医療に大きく貢献していただいております。

麻酔科学は現在極めて広範囲の医学・医療の分野に展開していますが、その中心となるのは、麻酔・周術期管理、集中治療、疼痛治療であります。麻酔科医として、患者や各科の期待に応えて、最大限の力を発揮するためには、これら3本柱が全て必要となります。どれかひとつでも欠けると、安全で質の高い周術期管理は行えません。

この3本柱を今後も維持していくためには、研修医に対する教育が最も重要となります。そのために、まずスタッフ全員がプロの教育者であるという自覚をもち、各部署のエキスパートとなるべく、常に最新の知識を身につけるために日々努力しています。これによって、研修医に十分な教育を行えるシステムを確立し、全ての研修医を周術期管理のプロに育て上げています。

そして、この麻酔関連医療研修・研鑽は患者の全身管理をすべて行う(行える)という観点から、重症患者管理を行う能力養成に最も効率よいプログラムを提供できると自負しております。将来、進みたい外科を決めきれない場合(いろんな外科手術を見れる)、まずは重症患者管理能力を修得したい場合など、期間を決めた研修・研鑽についても責任をもって、個別プログラムを提供いたします。 内科志望の方でも、短期間の手術室の内科(=麻酔科医)を経験することは、将来、非常に有益と考えます。

また、一生懸命努力して高い臨床能力を身につけた後は、治療を行う上で生じた疑問の解明や新規治療法の開発に、自ずと興味が湧いてきます。その際に必要となる様々な臨床研究や基礎研究を行えるように、当講座だけでなく、大分大学全学研究推進機構などの他教室および他大学と連携し、また支援を受けながら、万全の体制を整えています。臨床能力をより高めるためにも、研究に没頭しリサーチマインドをさらに涵養する時間は優秀な臨床医には必須です。

さあ、皆さん、周術期管理のプロとなり、そして世界に発信できる研究を行って、大分大学麻酔科学講座の新しい歴史を作るために一緒に頑張りましょう。

2014年10月 麻酔科学講座 教授 北野敬明