微生物学講座 西園晃教授 2021年度日本熱帯医学会賞を受賞

医学部微生物学講座の西園晃教授が2021年度日本熱帯医学会賞を受賞しました。コロナ禍のため、オンライン開催となりましたが、2021年11月4日に開催された総会にて学会賞の授賞式が行われ、引き続き受賞講演が行われました。この賞は熱帯医学における基礎または応用研究において顕著な成果を挙げ、その貢献が著しいと認められる研究者を表彰するものです。

西園教授は、永年にわたり狂犬病ウイルス感染時の免疫応答と病態の解明、治療法の研究に携わっており、国内にある医学部において狂犬病研究を行う唯一の講座としてその独自性を生かし、ウイルス学的側面からばかりでなく、疫学的重要性さらには予防・治療へ向けた臨床的側面までも包含した総合的研究を展開しています。

また、近年では、これらの知見を生かし、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)により、フィリピンにおける狂犬病根絶に向けた感染症制御能力の強化を目指すプロジェクトを実施中です。