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大分大学 女性医療人キャリア支援センター

活動紹介

大分大学で5年振りに男性職員が育休を取得しました

男性職員育児休暇
この度、大分大学で約5年ぶりとなる、男性の育児休業取得者が誕生いたしました。
育休を取得したのは、挾間キャンパス 附属病院の消化器外科 中沼医師です。
男性が、特に外科医が、育休を取るという事は、仕事のことなどなかなか大変ではないかと思っていましたが、出産予定日の2~3週間前くらいから、いつでも(急に)休みが取れる体制を上司・同僚からの協力で、準備していたそうです。
中沼医師が育休を取るということに対して、消化器外科の教授や同僚はとても好意的で、快く受け入れていただけたそうです。育児休暇中に、出産の立ち会いと、奥様と赤ちゃんの退院の日にも同行することができて、大変良かったと感じてらっしゃいます。

消化器外科の猪股教授
中沼医師が所属する消化器外科の猪股教授にも、お話をうかがいました。
消化器外科では、①年休を取る②システム作り③意識改革という3つの事を大切にしていて、これを進めていくと、個々のWLBも充実し、プライベートと仕事のメリハリをつけることでモチベーションも上がる。結果、良い仕事につながり患者さんのためになる。
これを実践している消化器外科では、中沼医師の育休ももちろん「当然の権利」。
医局で年間の休暇予定表一覧を作成し、皆で共有しているので、休みの人を助ける体制が出来ているそうです。猪股教授も「上の者が、自ら実践して示す」ことを大事にされていているそうです。まさに、「イクボス」でした。
ご相談ください!

2017年2月28日(火) 平成28年度第2回意識啓発セミナー開催

 2月28日(火)卒後臨床研修センターのセミナー室にて、平成28年度第2回女性医療人キャリア支援センター意識啓発セミナーが開催されました。
 今回は、株式会社ドクターズヘルスケア産業医事務所代表で、医学博士・産業医の矢島新子先生をお招きして、「医療人のレジリエンスを高める方法~楽しく働くためのコツ~」と題しご講演いただきました。矢島先生は約20社もの多種多様な企業の産業医を勤め、休職・復帰管理の企画や人事コンサルティング、従業員の面談や研修、ストレスチェックなどをされています。そのご経験から、ストレスのメカニズムや、ネガティブな見方からポジティブな見方へ柔軟に見方を変える方法、自分の価値観を明らかにする大切さなどをお話いただきました。「レジリエンス」という聞きなれない言葉でしたが大変深い意味があり重要であることを感じました。
 また会のはじめには小児科の久我先生がご自身の転機や選択で歩んできた道をお話いただき、その中から子育て時期の女性の大変さなどを、奥様や小児科に受診にいらっしゃる子供の母親などから感じていらっしゃいました。
 小児科はとてもアットホームな雰囲気で「目指すは、はたらきやすい医局」というまとめを実際に実践している医局だと感じました。
 参加者の皆さんからは「レジリエンスという言葉を知って勉強になりました」「周りの問題ではなく、自分の問題として捉えることが自分を変えるきっかけとなると、価値観を見直したい、見つけたいと思います」などの感想が出ていました。


2017年2月15日(水)21日(火) キャリアパス相談会開催

 2月15日と21日に、「キャリアパス相談会」が開催されました。この会は医学部5年生と大分大学医学部附属病院に勤務する女性医師の交流会で、軽食をとりながら少人数で進路などの相談が出来る会です。女子学生には大学病院における臨床実習中には聞けなかった進路選択や、家庭・育児などとの両立についてなど、不安に思っていることなどを直接聞ける貴重な機会です。
 15日は学生13名と女性医師5名。21日は学生13名と女性医師7名が参加しました。
会の初めに現役女性医師のお話として、15日には耳鼻咽喉科の立山先生が、21日には皮膚科の竹尾先生が、ご自身の医学生時代のこと、診療科を選択する時のこと、そして結婚を決めた時のことや子育てと仕事の両立、現在の生活のことなど、赤裸々に話して下さり、時には笑いあり、時には深く頷きながら皆その話に引き込まれていました。
 その後も事前に学生さんから出してもらっていた質問に女性医師が答えながら、新たな質問もしてもらって、初めは恥ずかしそうにしていた学生さんも普段はなかなか聞けないような質問をどんどんしていただき盛り上がりました。
 参加いただいた女性医師の皆さんも、丁寧にご自身の昔を思い出しながらアドバイスをしていました。
やはり「診療科の選択」「結婚・出産の時期」など興味があったようで、細かいことまで質問する姿が印象的でした。
 参加した学生からは「色んな科の先生方のお話を伺えて、すごく参考になりました」「色々悩んでいたことが、スッキリしました」 「先生方の実体験をお聞きして、これから先のキャリアを考える上でとても参考になりました」「女性医師の皆さんに親しみがもてるよい会だと思いました」 「想像していたより具体的に色々と話して頂けてとてもタメになりました」 「未来の想像ができるようになり、これから先に進むことがもっと楽しみになりました」などの感想をいただきました。 


2017年2月3日(金)第2回目となるパパの会が開催されました

 開催後記(パパの会代表・腎臓内科 中田医師)

 よく言われることですが、日本の女性の社会進出の国際順位の低さは、2016年度で、111位と惨憺たるものです。お隣韓国も同じぐらいですが、これは、発展途上国であるアフリカ、あるいは、昨今話題のアラブ諸国と比べてもそう変りないのが現状だと思います。
 今後、間違いなくやってくる人口減少社会に対しては、出生率の維持や女性の活躍が待ったなしだと言われています。
 先の女性活躍の低さとおそらく、そして強く相関していると思われるのが、男性への育児(介護)の積極的な参加というのが、不可欠あるいは、ミラーイメージのように反映されるのは、女性活躍が進んでいる欧州の国々を見ると明らかだと思います。
 
 そこで、当女性医療人キャリア支援センターでは、上記を踏まえ、男性医療人の育児参加、あるいは、配偶者が、医療人である場合も多いので、配偶者という視点から女性活躍に必要なこと等が、聞けたらいいなという思いで、昨年より「医療人パパの会、通称ペンギンズ」を開催しております。
 
 ただ、昨年もある程度育児に積極的な方にお声をおかけしても、奥ゆかしいのか「いや、そういうのはいいです。」と断られることもあり、また、「一体そういう集まりをして、目的はなんなんですか?」と率直なご意見も頂戴し、くじけそうにもなりましたが、第2回をすることにしました。
 
 その目的ですが、このような制度が根づくには、「社会的インセンティブ」「ペナルティ」といった制度作りが、必要なことは言うまでもないことですが、同時にそういうことが許される職場の雰囲気づくりも不可欠と思い、今回は、より多くの方、また他職種の方にお声をおかけした結果、なんと昨年度を大きく上回る他職種、多数の方にご参加いただきました。
 
 その中で、一番驚いたことは、「法人として大分大学では、過去5年間男性の育児休暇の取得はない」が、通説だったのですが、ある診療科では、妻の産前産後は、科の伝統的に、2週間の休暇が認められているというすばらしく進んだ診療科がありました。また、今年新たに、消化器外科の先生が、なんと、育児休暇を取得されていました!(後日記事掲載予定)
 
 もちろん、この会を開いたことで、何かがすぐに変わるとは思っていません。しかし、昨年よりはるかに参加者が増えたのは、社会の意識、皆様の意識が少しずつ変わりつつあるのも要因ではないでしょうか。
 
 節分の日、本来なら家で豆まきをしないといけないお父様方(一部奥様や子供たち)に、貴重な時間を割いて集まっていただき、誠にありがとうございました。会の詳細な内容は、記事をご参照ください。

2017年2月3日(金)第2回目となるパパの会が開催されました

2月3日(金)挾間キャンパス食堂「やまなみ」にて、第2回パパの会が開催されました。
今回は、医師12名、薬剤師3名、看護師1名、技術職1名、事務3名の総勢20名の、参加がありました。
テーマは「男性の育児休業取得について考える」でした。
大分大学では、大分大学における女性活躍推進法に基づく行動計画の中で「男性の育児休業取得者を10%以上とする」という目標を掲げていますが、過去5年間に男性の育児休業の取得がありません。
政府も男性の育児休業取得率を、2020年までに13%以上にするという目標を立てています。
しかし、一向に取得率は上がりません。
男性職員が育児休業を取得するという事についての賛成意見はもちろんのこと、反対意見、そしてそもそも何故育児意休業が取得出来ないでいるのかという事を多職種の方々に集まっていただき討論いたしました。
皆さん育児休業に興味はあるものの、「取れるものなら取りたいが、仕事が・・・、他の方に迷惑が・・・」という意見が多く、「そもそも年休さえも満足に取得出来ないのに育休の前に年休をきちんと取得出来るようにすべき」など、やはり男性が育休を取得するには、その制度や仕組みをしらなかったり、周りの同僚への仕事の負担を考えるとなかなかハードルの高いもののようでした。
「男性でも女性でも外で仕事ができ、家事・育児にも男女関係なく積極的に関われる社会」へと世の中の流れが変わってきている時代です。
時代の流れを汲んだ柔軟性のあるグローバルな会社では、もうすでに男性の育児休暇取得を推進するようになっています。リスク付きで育児休暇を取得するような社会が当然と捉えるのではなく、 男女関係なく働け、家事・育児が可能な社会を実現させようとして、男性の育児休暇取得推進の流れになっているのではないでしょうか。
参加された方からは「育休の仕組みを知っているようで、知らないことが多い。育休取得者を優遇するシステムが必要。」「他職種の方の話を聞けたのが非常に良かったです。」「他の方の意見が非常に参考になりました。前向きに育休を考えたいです。」などの意見が寄せられました。

2016年11月30日(水)医学部4年生を対象に「医師のキャリアとワークライフバランスを考える」講義が開催されました。

 11月30日(水)挾間キャンパス臨床中講義室にて、医学部4年生対象に「医師のキャリアとワークライフバランスを考える」と題したキャリア教育の講義が開催されました。
 本学では初の試みで、"学生が卒業後、様々なライフイベントや岐路に立たされた時に、自らのキャリアの形成や、ライフとの兼ね合いをどのように選択していくのか"を考えることを目的として取り組みました。
 最初に、腫瘍・血液内科の緒方正男先生と産科婦人科の平川東望子先生が、自らの歩んできたキャリアやその過程でのご苦労、また年々増えつつある女性医師に対しての医局のサポートや配慮などをお話いただき、学生は現役医師のリアルなお話に真剣に耳を傾けていました。
 その後、学生はチュートリアル室に移動し12のグループに別れて、仕事と育児の両立を目指す共働き夫婦が問題に直面した時に、どのように解決していくかを、提示された2つの事例を基に討論を行いました。

《事例1》夫婦ともに大事な仕事の予定が入っている日に、子どもが熱を出したという設定。
《事例2》妻に海外留学の話が出たが、小さな子供がいる。どうするのが良いかという設定。

 グループ毎に事例の問題点、解決策、最善と考える選択と理由についてプロダクトを作成しました。
 その後講義室に戻り、グループで話しあった過程と結論を、ロールプレイをしながら発表してもらいました。
ロールプレイはグループ毎に大変工夫を凝らしたもので、それぞれ夫婦役のほかにも、両親役であったり、上司役であったり、笑いたっぷりの楽しく、昼ドラ張りの熱演をしてくれたグループもありました。
 進行係の学生の采配・時間配分も見事でした。
 また男女共同参画推進室室長の松浦恵子先生による「ワークライフバランスミニ講義」もありました。
 質疑応答では、学生から介護についての質問が出たり、留学が妻でなく夫の場合ならこんなに悩むことはないだろうから、そこですでに男女の差が生じているという鋭い指摘まであり、関心の高さを感じました。
 講義の前後でとったアンケート結果(以下に一部抜粋)からも、学生は、結婚や育児をしながら仕事やキャリアアップをしていくことを具体的に思い描いたり、考えたりする良い機会になったようです。
今後も、このようなキャリア教育を継続していきたいと考えています。








-アンケート自由記述抜粋-


《将来のパートナーに求めるものは何ですか?》

・共にキャリアや育児について考えてくれる人.
・仕事に理解を示してくれるか.
・支えあえる人.


《10年後のあなたはどうしていると思いますか?》

・医師をどんな形であれ続けていたいです.
・専門を決め日々精進、プライベートでは趣味を充実させる.
・留学したい.


《キャリア教育講義感想》

・将来について考えるきっかけになった.
・実際に働く先生の実体験を聞けて、将来のイメージがわきやすかった.
・ワークライフバランスについての理解が深まった。現役医師の話が聞けたのはよかった.
・実際にその先生が働いている医局の例などを示して下さったのでリアルでした.


《ワークショップ(グループ討論)感想》

・皆十人十色様々な意見があり、男女の違いだけでなく、同性間での考え方の違いに関心を持ち、良い討論になった.
・実際ありそうなシチュエーションで参考になりました.
・普段考えない問題について考えられて良かった.
・病児保育や子ども病院のキッズルームの存在などを知れて良かったです.


《発表(ロールプレイ)全体討論感想》

・他の班で出た考え方がとても新鮮に思えた。どの班も同じ結果になるかと思ったが、様々な考え方があることを知って良い経験になった.
・家族や上司がいかに重要かを考えさせられた。育休を使うというアイデアはとても良いと思った.
・みんなのロールプレイのレベルの高さ、ユーモアセンスが光っていて見ていて楽しかった。短い時間でよく作ったなと思った.

《その他自由記述》

・職場の環境に加えて、周りの人の理解が必要だと思った。留学した先生の実体験なども聞いてみたい.
・いろんな制度、施設を知っておくことが、ワークライフバランスの実現の大きな助けとなるのではないかと思った.
・今回のような講義があると、学生のうちから、男性も女性も働き方や子育てについて少しでも考えるよい機会になると思いました.

2016年9月20日(火) 九州大学きらめきプロジェクト10周年記念講演会に参加しました

9月20日(火)九州大学きらめきプロジェクト10周年記念講演会が九州大学医学部百年講堂大ホールで開催され、センターよりスタッフ2名が参加してきました。
きらめきプロジェクト十年記念講演会ということで、会場の九州大学医学部百年講堂大ホールには200名以上の参加がありました。前半の活動報告では、発足当初のきらめきプロジェクト利用者は2名ということでしたが、10周年を迎え年間に20名を超える利用があり、復帰支援として着実に効果を上げているとのことでした。また、男性も利用できるということで、「きらめきプロジェクトを利用した男性医師はいないのでしょうか」という質問では、男性からの申出はあったそうですが、主計者であるため、勤務時間が週20時間未満のきらめきでは、勤務時間が少ないので、生活を考え、医局で時短の対応をしてもらったとのことでした。今後、医師夫妻等で利用してくれる方が出てきてくれれば、対応していきたいと樗木先生がお答えしていました。きらめきプロジェクトを利用された、第1期生の2人の女性医師の体験では、短時間でも辞めずに続けられる支援があることで、キャリアを継続できることが分かりました。
後半の記念講演では、3人の方が講演をされましたが。様々な立場の方が、女性の支援をされていることが分かりました。水田先生は、女性医師の先駆者としていろいろな課題を乗り越られており、「無理なことはさせずに楽なことをさせるのは支援ではない」、「女性の涙は汗だと思ってくださいという」というお言葉から、女性医師をきちんと育てたいという思いを感じました。久保先生、古川先生のお話では、両先生も女性を登用する環境を十分に作っているように感じました。
会場には子ども連れでの参加者もおり、九州大学でのきらめきプロジェクトの実績が感じられました。今後、少しずつになるとは思いますが、大分でも取り入れられそうなことを提案していきたいと思います。

2016年9月15日(木) 平成28年度第1回意識啓発セミナー開催

9月15日(木)挾間キャンパス中講義室において、平成28年度第1回女性医療人キャリア支援センター意識啓発セミナーが開催されました。講師にお迎えしたのは、宮崎大学の医療人育成支援センター教授の小松弘幸先生。
今回のセミナーでは、まず最初に、大分大学医学部附属病院の医局の復帰・継続・活躍支援の取り組み発表がありました。
腫瘍・血液内科の緒方先生からは、「女性医師を決して二軍と思わない」「キャリアアップに責任をもつ」「大変な状況を理解しサポートする」「外勤やローテーションなどで給与に配慮する」「関連病院を含め、グループ全体で支える体制を作る(大学以外にもママさん体制の病院を作る)」というママさん女性医師への支援内容を掲げて下さり、『すぐには解決できないことばかりだが、できることから少しづつ、みんながHappyに。』と腫瘍・血液内科の取り組みを発表してくださいました。
産科婦人科の平川先生は、実際に同僚の方々や上司にインタビューしてくださり、その内容や、ご自身の子育てと仕事の両立の経験をふまえ、発表してくださいました。産婦人科の女性医師は年々増加しており、皆、悩みながら働き方を模索しているが、産婦人科では、医局の理解と強力なサポートで、個々の状況に合わせて柔軟に対応している。そしてキャリア形成にも前向きであるとまとめられていました。
小松弘幸先生の講演は「医療人夫婦のワークライフバランス~夫は変わる?変えられる?」「キャリアは誰のためのもの?」の2部構成で進められました。
まず「医療人夫婦のワークライフバランス~夫は変わる?変えられる?」では、宮崎大学での現状や取り組みをご紹介いただき、「個人の問題」と「システムの問題」を整理することが大事で、ただしワークライフバランスのあり方や価値観は人それぞれで、結局は「みんなが少しずつ譲り合う、少しずつ折れる」が出来るかどうかが鍵(共存共栄)だとまとめられていました。
続いて「キャリアは誰のためのもの?」では、ご自身の選んできた道、選択してきた道を振り返り、「正しい選択かどうかを予見することは出来ない。自分の行いの結果が正しい選択だったかどうかを決める」。環境への不満を訴えるより、“現状での最善策は何か”を考えられる人が新たなチャンスを手に入れ新しい発想を生み出す。リスクはチャンスで、リスクに飛び込んだら「幸福の計画的偶発理論」が作動するかもしれません。と講演いただきました。
参加者の皆さんからは、「“女医”ということだけでなく“医療人”としてどのような意識を持って働くのか、とても考えさせられました」「個人をとりまく環境が“ゆずりあう”“支えあう”ことが大切だと思いました」「大変ためになりました。このようなセミナーを通じて意識が少しずつ高まっていくと思います」などの感想が寄せられ、それぞれのワークライフバランスやキャリアについて見つめなおす良い機会になったのではないでしょうか。


2016年8月27日(土) 第26回玉樹会総会レポート

第26回 玉樹会総会 8月27日レンブラントホテル
シンポジウム 「一生活躍するキャリアのために」
基調講演 松浦恵子先生 「女性医師の活躍のために卒業生としてできること」

パネリスト 花田俊勝先生(細胞生物学講座 教授)
  花田礼子先生(神経生理学講座 教授)
  中田健先生(附属病院腎臓内科)
  長野徳子先生(附属病院循環器内科)

先日、大分大学医学部の卒業生の同窓会である玉樹会(会長 1期生河野義久先生)の第26回総会にて、シンポジウム「一生活躍するキャリアのために」が開催されました。 当女性医療人キャリア支援センター副センター長・男女共同参画推進室長である 松浦恵子先生が、基調講演「女性医師の活躍のために卒業生としてできること」を講演され、その後、4人のパネリスト<花田俊勝先生(細胞生物学講座 教授)、花田礼子先生(神経生理学講座 教授 お二人はご夫妻)、臨床からは、当センターのメンバーである中田健先生(附属病院腎臓内科)と長野徳子先生(附属病院循環器内科)>で、河野義久先生ご司会のもと、パネルディスカッションが行われました。講演では、松浦恵子副センター長が、自分のキャリア、この活動に取り組むきっかけや日本の医師、女性医師の働いている現状を述べられた後、当センターのこれまで の支援活動について発表しました。
パネルディスカッションでは、現在子育て真 っ最中の花田先生ご夫妻から、夫の立場として俊勝先生から「十分に手伝えていない」と反省の弁を述べられた一方、礼子先生からは「実際に子育てをしてみると、男女の生物学的な違いを感じることが多々あり、子育てについては男性に女性と同様のことを求めるのは厳しい面もあるのではないかと感じる。例えば、夜中に子供がいても男性の場合は目が覚めないとか。子供にとっては母親でないといけない時や事柄もたくさんあることがわかった。また、産後の急激なホルモン変動による体調の変化などは実際に経験してみて、初めて神経内分泌学的、生理学的に実感することも多かった。」と述べられました。長野先生も「現在両親と同じマンションに同居し、支援は受けてはいるが、PTAなど親でないとできない行事もあり、周囲の理解や協力を得て、仕事を継続している。」 と述べ、「夫が夜中起きないのは、一緒ですね」という言葉は、男性には耳の痛い話でした。
会場には、河野先生、松浦先生の部活の後輩にあたる学生さん達もたくさん参加されており、女子学生から「子育てが負担に感じることはありませんか?」という質問がありましたが、花田礼子先生から「確かに、大変だと感じることもあるが、子育てをする中でむしろ公私ともに時間的マネージメント力が向上し、物事の捉え方が柔軟に変わった面もある。」と答えられていました。
他にも会場からは、経営者の立場として子育て経験のある医師の、「(さまざまな工夫により)仕事の面ではトラブルになることは少ない」というご意見や、河野先生の病院での子育て中の女医さんに対する支援や、ご身のエピソードとして「(自分は)イクメンではなかったが、現在はもっぱらイクジイをしている」というお話もありました。
最後に、松浦副センター長が、未来のために本活動をしていること、最終的には、女性だけの支援にとどまらず、介護やご自身の病気、外国籍の方など様々な方が活躍できる環境作り「ダイバーシティ」を目指していること。そのために一番不可欠なことは、「『相手を思いやる気持ち』それがすべてに通じる」という話でまとめられました。
1時間30分という時間があっという間で話し足りないくらいでしたが、大変貴重な機会を作っていただいた河野先生はじめ、関係の皆様に感謝申し上げます。


2016年7月8日(金) 医学部 医学科・看護学科合同「健康科学概論」の授業を見学

「キャリアに関する問題解決実践型授業を見学して」
本学の医学教育センター 中川幹子先生の担当で7月8日に開催された「健康科学概論」のグループ討論の発表会の中で、キャリア教育の部分について見学してきました。
医学部 医学科・看護学科の1年生を対象とした合同授業で、合計160名くらいの大人数で講義室は一杯でした。講義は、発表も学生、なんと司会進行も、そして発表に対するコメントもすべて学生のみで行われていました。しかも、先日行われたグループ討論の方法には、KJ法と二次元展開法が用いられていました。
テーマは2つあり、その1つが、「医療人として男女ともにキャリアを継続するためには何が必要か」という、18ー20歳ぐらいの学生が考えるには想像力や社会的な知識を必要とする難しいテーマでした。しかし、既に「健康科学概論」の授業の中で、男女共同参画、プロフェッショナリズム、キャリアパスに関する講義かが実施されていましたので、学生たちはスムーズに討論に入り込めたようでした。
グループ毎にディスカッションの内容を発表するため、様々な提案がなされましたが、それぞれに興味深く、 彼らなりの視点を聞くことができました。社会的制度として、子育て支援制度の充実や休みの取りやすい環境作りを揚げたグループもあれば、周囲の協力や意識改革、コミュニケーション能力を重視したグループもあり、多様な意見が出たことに驚きました。
実際に彼らが「医療人」となるのは4ー6年後、キャリアを形成しながら「家庭人」(両親の介護等も含め)に なるのは、もう少し先かもしれません。しかし、このような授業を一度でも受講し、キャリアパスにおける問題について早くから意識することは、非常に意義深いことだと思います。多職種で形成される医療という現場は、たただでさえ忙しく、ミスの許されない現場だからこそ、同僚や患者の抱える問題やその背景までを推察できる医療人を育てることが重要だと感じました。

(文責 中田 健)


2016年7月4日(月)長崎大学医学部3年生『医と社会』学生キャリア講習会授業を見学

平成28年7月4日(月)長崎大学医学部3年生の「医と社会」教育の一環で、『ワークライフバランス』の授業を見学してきました。
1時限から4時限までの1日をかけて、”医師としてのキャリア継続のため、ワークライフバランスの考え方を知るとともに、医師としての多様な生き方があることを学ぶ”ことを目的として取り組んでいました。
長崎大学ダイバーシティ推進センター教授(副学長)・長崎大学病院メディカル・ワークライフバランスセンター センター長教授 伊東昌子先生が「医師にとってのワークライフバランスとキャリア形成を考える」と題して講義をした後、学生は14グループに分かれて、仕事と育児の両立を目指す共働き夫婦が問題に直面した時にどのように解決していくかの事例を3ケースについて、グループ討論を行いました。
その後の発表では、ロールプレイング形式を取り入れ、学生が夫婦役や子供役、職場の上司役、実家の両親役などしてその役になりきった発言などがとても印象深いものでした。
その後もロールモデルとして先輩医師の講演があり、学生たちは近い将来に起こりうる岐路をイメージし、色々なパターンの想定を立ててキャリア形成を考えていく必要があることを感じられる、貴重な機会になったようです。


2016年7月27日(水)、8月2日(火) 女性医師交流会開催レポート

2016年7月27日(水)と8月2日(火)に、大分大学医学部付属病院女性医師交流会開催しました。
7月27日は14名、8月2日は20名の女性医師に御参加いただきました。
「女性医師交流会」は、日頃から女性医師の皆様が抱えている、仕事や子育ての悩みなど、
普段はゆっくり話す機会のない院内の女性達で
お茶をしながら色々とお話しし交流しましょう!という会です。
会の初めに、院内の女性医師がプライベート満載で、ご自身のキャリア形成のお話しや、
子育てのお話し、自身の経験から後輩にアドバイスなどを
スライドを使いお話ししてくださいました。皆、とても真剣な表情で聞いていました。
その後は、参加者の自己紹介、そして食事をとりながらの自由な交流の時間もあり、
皆さん話が盛り上がっていました。
普段は忙しい女性医師の皆さんも、部局を越えた交流で、束の間の休息になったようです。


2016年6月25日(土) 日本循環器学会九州地方会に参加しました

6月25日 第120回 日本循環器学会九州地方会がホルトホール大分で開催され、この中で今回大分大学が主催となり「第6回男女共同参画講演」が行われました。 日本循環器学会九州地方会の男女共同参画委員会の副委員長をされている大分大学医学部医学教育センター教授 中川幹子先生と、循環器内科・臨床検査診断学講座教授 高橋尚彦先生が座長となり、「女性循環器医の多様なキャリア形成―キャリア教育と支援を考えるー」というタイトルで講演会がありました。

はじめに高橋先生が「地域医療には女性医師の力が必要」であることを、ご自身の講座の例をあげてお話しされました。医局には女性医師は関連病院も含めて22名で、一人一人のキャリアをきめ細かく相談しながら生涯続く医師としての活躍を応援していることを紹介されました。

次に、国立病院機構西別府病院の宮崎寛子先生が「キャリアは途切れてもまた繋げる」というタイトルで、3人のお子様を育てながら、ファミリーサポートや宅食など外部に委託(アウトソーシング)できることを積極的に利用し、キャリアをつなげることの大切さをお話しされました。また、当院循環器内科・臨床検査診断学 綾部礼佳先生は「ママさん循環器医の奮闘―後輩へのエール」として、子育てとご自身の専門分野との両立について、これまでどのように考え工夫してきたか、そして次世代の方々へのメッセージなどをお話しされました。

最後に中川先生が、学生の意識調査の結果などを引用しながら、男女共同参画の教育あるいは意識啓発の必要性についてお話しされました。

フロアからは、幹部の意識の重要性、民間病院での難しい点など活発な質疑応答がありました。
会場はほぼ満席で、若い研修医や学生さんの参加もありました。本学会での活発な男女共同参画の活動に感銘をうけました。講演会後に他大学の先生とも交流し、有意義な講演会に参加することができました。(文筆 松浦恵子)


2016年5月11日(水) 秋田大学 医学部3年生向けキャリア教育見学

5月11日(水)秋田大学にて行われた、医学部3年生向け、男女共同参画講義を見学してきました。
秋田大学では、毎年医学部3年生に5コマ1日かけたカリキュラムを行っているそうで、その講義は大変素晴らしいと毎年全国から見学者が後を絶ちません。

講義を行うのは、昨年度当院にもセミナーにお越しいただいた、蓮沼直子准教授。
まずは、総論の講義で基礎系と臨床系の男性教員による講義が行われる。男女共同参画は女性のためのものではなく、医師全体の問題として学生に対するメッセージを送る。
その後は学生は講義室からチュートリアル室に場所を移動し、グループワークを行うこれは男女混合のグループで、ある架空の医師夫婦に関するシナリオをCase1~3として3つのパターンを渡し、それぞれの問題点・対策・最も最善と考える選択と理由を討論し、その後の発表会でグループ毎に発表させる。

学生は異性の違いやバックグラウンドの違いにより考え方や意見が異なることを経験し、学生自身が卒後の様々なライフイベントや岐路に立った時に、自らのキャリアをどのように形成していくべきか考える機会になる。
その後も先輩医師の経験談を聞き、最後にそれぞれの「キャリア未来年表」を作成して終了する。

 「キャリア未来年表」は仕事やプライベート、マネープランを卒後10年後くらいまで自由に記載する。すらすらと記入する学生もいれば、筆の進まない学生もいるがそれは現在まで自分のキャリアプランについてあまり考えてこなかったことを意味することでそれを自覚するだけでも大変意味のあること。
あくまで計画表ではなく、夢や将来のビジョンを言語化して意識化させるツールである。

日本の医学部における女子学生の割合が増加しつつある近年では、医療の現場でも男女共同参画の推進が必須で、特に学生時代からの教育の必要性が認識されてきた。
大分大学医学部でも今年度より導入予定である。


2016年3月7日~18日 WLBに関するアンケート実施

女性医療人キャリア支援センターでは、3月7日~18日に挾間キャンパスで医療に従事する教職員の方を対象に
『WLB(ワークライフバランス)に関するアンケート』をさせていただきました。
総配布数1,120件で621件の回答(回答率55.4%)をいただきました。
皆様大変お忙しい中、アンケートにご回答いただきありがとうございました。
アンケートの結果は、報告書にいたしまして後日部局に配布させていただきますのでご覧下さい。
女性医療人キャリア支援センターでは、これからも皆様のご意見ご要望に少しでもお答え出来るよう、努力してまいりますのでこれからもますますのご理解とご協力をお願い申し上げます。

2016年3月17日(木) 第1回 医療人パパの会開催

THE PENGUINS!
ペンギンは雄も卵を温めたり、子育てに協力することから、
会の名前は 「THE PENGUINS (ザ・ペンギンズ)」 に決まりました。
THE PENGUINS!
THE PENGUINS!

大分大学挾間キャンパスで働く、男性職員にスポットを当てた 「医療人パパの会」 通称 「THE PENGUINS
(ザ・ペンギンズ)」 が始動しました!
4名の医師と1名の看護師そして院内保育園に通う、藤本看護師長の可愛い3歳の息子さんも参加し、センタースタッフも加えて6名+1で第1回目の座談会を開催しました。

会では、家事や育児のこと、出産後の女性医療人の働き方や復帰することの難しさなど、話は多岐に及び、笑いの絶えないあっという間の2時間でした。
参加された皆様は、全員奥様も医療人でした。みなさん、保育園の送迎、おむつ換え、ミルク、料理などまさに、世間でいうところの「イクメン!」でしたが意外にもその意識はなく、夫婦の役割分担として、当たり前の日常としてされている姿が印象的でした。

当センターでは、今後もこのような会を開催し、当院で働くすべての女性(男性)が、子育てや介護、ご家族やご自身の病気と向き合いながら、仕事やキャリアをあきらめることなく、活躍できるように支援を行っていきます。ご興味のある方・お困りの事がある方は、是非、当センターまでご連絡下さい。

2016年2月24日(水) 東京医科歯科大学施設訪問

2月24日、東京医科歯科大学の「学生・女性支援センター・キャリア支援部」を訪問し、東京医科歯科大学における 様々な支援をお聞きしました。

医療従事者だけではなく、女性研究者全体の支援をしていて、大分大学の研究者サポーター事業のような事をしていました。 育児中の女性職員は、ベビーシッターの利用が多く、その補助をセンターがしているとの事でした。

また、院内保育園「わくわく保育園」も見学させていただき、定員が27名と小規模ながらもアットホームな雰囲気に 癒されました。この保育園は食事はもとより、園児のオヤツも園内で手作りされているそうで、アレルギー食にも対応 しているそうです。

病児保育は院内にはないのですが、派遣型病児保育事業にも力をいれており、これもかなりの利用があるそうです。

2016年2月14日(日) 名古屋大学シンポジウム参加及び情報交換会

名古屋大学医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター男女医師キャリア支援相談部門主催の、厚生労働省「平成27年度女性医師支援 キャリア支援モデル普及推進事業」―オール名大・オール東海地方型男女医師キャリア支援相談モデル事業キャリア支援シンポジウムに、大分大学より 腎臓内科 中田医師と、センタースタッフ2名が参加してきました。

シンポジウムでは、大同病院副院長の水野氏が「大同病院における女性医師支援の実績」と題し講演いただき、大同病院の女性医師に対する復帰や勤務の 継続への取り組みをご紹介いただいました。

また、名古屋大学医学部附属病院での各診療科における、キャリア支援体制についても、4つの科より紹介がありました。 シンポジウム終了後は、名古屋大学医学部附属病院キャリア支援センターのワーキンググループの方々と意見交換会の場を設けていただき、学生時代 からのキャリア教育の必要性や、部局の指導的立場の方の意識啓発の必要性、そして本人のモチベーション維持など多岐にわたる話題で盛り上がりました。 名古屋大学医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター男女医師キャリア支援相談部門主催の、厚生労働省「平成27年度女性医師支援 キャリア支援モデル普及推進事業」―オール名大・オール東海地方型男女医師キャリア支援相談モデル事業キャリア支援シンポジウムに、大分大学より 腎臓内科 中田医師と、センタースタッフ2名が参加してきました。

シンポジウムでは、大同病院副院長の水野氏が「大同病院における女性医師支援の実績」と題し講演いただき、大同病院の女性医師に対する復帰や勤務の 継続への取り組みをご紹介いただいました。

また、名古屋大学医学部附属病院での各診療科における、キャリア支援体制についても、4つの科より紹介がありました。 シンポジウム終了後は、名古屋大学医学部附属病院キャリア支援センターのワーキンググループの方々と意見交換会の場を設けていただき、学生時代 からのキャリア教育の必要性や、部局の指導的立場の方の意識啓発の必要性、そして本人のモチベーション維持など多岐にわたる話題で盛り上がりました。

2016年2月23日(火)26日(金) キャリアパス相談会開催

2月23日(火)と26日(金)に卒後臨床研修センターセミナー室で「キャリアパス相談会」を開催しました。

「キャリアパス相談会」とは、医学部5年生女子と大分大学医学部附属病院で働く女性医師の交流会で、 軽食をとりながら少人数のグループで進路などの相談ができる会です。学生は大学病院における臨床実習中には 聞けなかった進路選択や、家庭・育児などとの両立についてなど、身近なロールモデルを多く見る機会となります。

当日はお忙しい時間を調整してたくさんの女性医師の皆さんにご協力いただきました。 参加した学生たちからも「この機会にいろんな話をきけて本当にありがたかったです」「とても参考になりました」 「短い距離で先生方とお話ができて大変良かった」などの感想をいただきました。

これから近い将来女性医師として活躍するであろう女子学生に大変刺激になったようでした。 また参加いただいた女性医師からも「将来に希望を持ってキラキラした学生さん達に若いパワーをもらいました」 「他の先生方の働き方などをお聞き出来て私自身大変励みになりました」という言葉をいただきました。

2016年2月3日(水) 平成27年度第3回意識啓発セミナー開催

平成28年2月3日(水)大分大学挾間キャンパス 卒後臨床研修センター セミナー室にて、平成27年度第3回 女性医療人キャリア支援センター意識啓発セミナーを開催しました。 講師に長崎大学副学長の伊東昌子教授をお迎えし「大学での医療キャリア支援の現状と課題」と題し講演 いただきました。

長崎大学での幅広い取り組みなどを、伊東先生自身の経験と共にお話いただき、大分大学でも参考にさせていた だきたいものもたくさんありました。 伊東先生は「朝メール」「夜メール」という習慣をチーム内で実施されているそうで、まず朝出勤後にチーム全員 に自分の今日一日の予定(仕事・作業・行動)をメールする。これが「朝メール」。 これを見ると、伊東先生に用事がある人も「この時間なら大丈夫そう」など把握出来ますし皆が情報を共有できる。 そして自分でも優先順位を考え「重要性」「緊急性」を考えることにつながる。どちらでもないタスクはやる事 自体を考え直すことにもつながる。 そして一日の終わりに今日の一日の実際の行動をメールする。これが「夜メール」。こうする事で自分自身の行動 の振り返りも出来る。 これは、すぐに真似が出来るし良い取り組みだと感じました。 そして印象に残った言葉が「女性の活躍は、ボスと旦那で決まる」というもの。皆さん納得のお言葉に、会場は 頷きと失笑が起きていました。 それぞれのワークライフバランスを良いものにするには、男性だからとか女性だからではなく社会全体で取り組ん でいく問題なのです。女性は支援されるだけでなく、長期的な高い目標を持って仕事を辞めず続けて欲しいと、 女性の活躍に力強いエールを送っていました。

講演後の質疑応答で「復職前と後の役職はどうされているのか」という質問には「産休や育休を取っても、なるべ く同じ役職に戻れるようにして、その人のモチベーションを保てるようにしなければいけないし、そうしているは ずだ」とお答えいただきました。 その他にも多くの質問があがり、活気あるセミナーとなりました。 参加者のアンケートからも「女性としてとても先生の話に勇気づけられました」「女性が必ず悩む問題だと思いま す。日頃聞けないお話を聞くことができてとても良かった」などの感想が寄せられました。

2016年1月16日(土) 岡山大学 医療人キャリアセンターMUSCAT訪問

岡山大学医療人キャリアセンターMUSCATの主催により、平成27年度厚生労働省女性医師キャリア支援モデル普及推進事業シンポジウム「みんなでいろんな壁について話そう、乗り越えよう!~小1、小4の壁、学童、介護について情報交換しよう~」が1月16日に開催されました。

会場の岡山大学医療人キャリアセンターおかやま(MUSCAT CUBE)には約30名の女性医師及び支援担当者と数名の男性医師の参加があり、大分からは2名出席しました。シンポジウム前半に育児や介護を経験した女性医師3人の講演と名古屋大学からの参加者による名大病院における取り組みについての講演があり、後半に6~7人に分かれてのグループワークが行われました。グループワークでは、各自の育児や介護と仕事の両立に関する問題点や対策をグループごとにディスカッションし、グループごとの発表として内容が紹介されました。ディスカッションは予定時間を超えて盛り上がり、個々の参加者の関心の高さを感じました。今回のシンポジウムは、講演とグループディスカッションを通して、支援を必要とする状況は多種多様であること、支援する側とされる側の双方の思いやりと責任が重要であること、を再認識するものでした。

更に、会場2階の託児室では約15人(0歳児~小学校低学年)の利用があり、これほど多くのお子さんを連れてのシンポジウム参加がある点にも、平成17年より継続されている岡山大学での男女共同参画事業の充実と実績が感じられました。

シンポジウム終了後、MUSCATセンター長をはじめ、副センター長、キャリアコーディネーターそして、名古屋大学の卒後臨床研修・キャリア形成支援センター副センター長とお話する機会を設けさせていただきました。岡山大学の先進的な取組を色々とお聴きし、大変貴重な学ぶものの多い施設訪問となりました。

2015年12月11日(金) 女性医療人キャリア支援センター開室1周年記念講演会開催

ホルトホール大分の201.202会議室にて、女性医療人キャリア支援センター開室1周年記念講演会を開催しました。 NPO法人ファザーリングジャパン理事で、株式会社ファミーリエ代表の 徳倉康之氏をお迎えし、男性の育児・家事・介護参加の大切さや大変さをご自身の体験を交えながら講演いただきました。

男性の立場からイクメン・イクボスの必要性を語られ、「仕事か家庭か」ではなく「仕事も家庭も」、「仕事×パートナー×子ども」といった欲張りな育キャリを目指すことが、ワークライフバランスの取れた働き方ができる社会になるとの事でした。

最後に 「父親が変われば、家庭が変わる、地域が変わる、企業が変わる、そして社会が変わる。」 その為の意識改革をしていかないといけないと、徳倉氏の言葉で講演が終了しました。

質疑応答では、周囲の理解をどのように得ていったらよいのかや、仕事と介護の両立について質問があがり、開室記念に相応しい有意義な時間となりました。

参加者の方のアンケートでは「育児だけでなく、介護、ライフデザインについて考える良いきっかけとなりました」「男とか女とかではなく、どのように共働していくかを考えていくことが大切ではないかと考えました。」というご意見をいただき、皆さん自分の職場や家庭を見つめなおす良い機会になったのではないでしょうか。

当センターの講演会やセミナーは、小さいお子さんを持つお母さん達にも気軽に参加して欲しいという気持ちで、全ての講演会・セミナーに無料の託児サービスをつけています。今回の講演会には7名のお子さんを託児でお預かりしました。普段ゆっくり講演など聴けないお母さん達にも有意義な時間になったようです。

2015年11月10日(火)17日(火)看護部『育休ママの会』に参加してきました!

看護部では、育児休業中の方を対象に『育休ママの会』を開催しています。
看護部長による「病院・看護部動向について」のお話に続き、復帰に向けた「制度」や「保育園」の情報提供がありました。

最後に、実際に仕事と子育てを両立している先輩看護師の方のお話には、
皆さん真剣な眼差しで聞き入っていました。
可愛い赤ちゃん達と、終始和気あいあいとした雰囲気の中行われました。

看護部『育休ママの会』

2015年10月15日(木) 女性医療人キャリア支援センター平成27年度第1回意識啓発セミナー開催

大分大学挾間キャンパス臨床中講義室にて、平成27年度第1回女性医療人キャリア支援センター意識啓発セミナーを開催しました。講師に秋田大学医学部総合地域医療推進学講座 蓮沼直子准教授をお迎えし、秋田大学におけるキャリア教育の具体例や県全体でキャリア教育を支援する「あきた医師総合支援センター」での活動、女性医師が継続して働き続けるための支援について、ご自身の経験を交えながら講演をしていただきました。

蓮沼先生のお話にご自身の体験を重ね、新しい発見をされた方、組織としての支援の大切さに賛同された方、学生時代からのキャリア教育の重要性を感じた方、参加者それぞれが、大分大学におけるキャリア教育について、医療人支援について考えるきっかけとなりました。

セミナー最後のスライドは、「幸せ(ハッピー)は伝染する!」
特に女性は、自分を犠牲にして家族の幸せを願うこともありますが、自分がハッピーになることが、周りをハッピーにする近道かもしれない。母親が幸せなら、子どもも幸せ。指導医が幸せなら、研修医も幸せ。蓮沼先生からあふれるハッピーなオーラが参加者の方々にも伝染し、刺激を受けた方も多かったのではないでしょうか。その後も数名の方からご意見、ご質問をいただき、活発な意見交換の場となりました。

講師:蓮沼直子 准教授スライド講演会風景

2015年3月27日(金) 女性医療人キャリア支援センター開室記念講演会開催

女性医療人キャリア支援センターの開室を記念して、記念講演会を開催しました。

講師に小島慶子氏をお迎えし、「ワークライフバランス~男性も女性も自由になろう~」というテーマで、ご自身の会社員時代の体験談、ご家庭での体験談などを交えてご講演いただきました。講演後の質疑応答の時間には、参加者からの質問にひとつひとつ丁寧に答えていただき、大変有意義な時間をすごすことができました。

当日は、病院内外から約120名が参加し、講演会後のアンケートでは「共感できた」「未来に向けて進むにあたり背中を押してくれるメッセージがあった」などのお声をいただきました。

講演会は、松浦副センター長によるセンター紹介で幕を閉じ、開室記念にふさわしい華やかで充実した講演会となりました。

講師:小島慶子氏質疑応答講演会風景

2015年3月19日(木) 旭川医科大学 二輪草センター訪問

二輪草センター

旭川医科大学 二輪草センターが女性医療人支援の分野で先進的であることはかねてよりお聞きしておりましたが、加えて大分大学と規模が似ているということもあり、訪問を希望しました。

男女問わず、さまざまな立場の方にとって働きやすい職場環境を目指す二輪草センターは、学生との関わりも重視しておられ、学生対象にワークライフバランスの講義を取り入れています。センターの存在が学内に浸透しており、全体的にアットホームな雰囲気で運営されているのが印象的でした。

今回の訪問を通して、活動のためには豊かな発想力と実行力の両方が必要だということを実感しました。「お金がなくてもできる!」「大分大学でもできる!」という刺激を受け、大分大学をより働きやすい環境に変えていきたいという思いを再認識できた訪問となりました。

2015年3月16日(月) 東京女子医科大学 男女共同参画推進局訪問

東京女子医科大学

今回の一連の施設訪問の中で、訪問希望者が最も多かったのが東京女子医科大学 男女共同参画推進局です。看護部門、薬剤部門、経営管理部門、センター事務部門からの訪問希望があり、計5名で伺いました。女性医師再教育センター長の檜垣教授、事務局の方々にご対応いただき、センターの組織、役割、東京女子医科大学ならではのサポートなど、情報交換の機会をいただきました。

視察に際し、男女共同参画推進局で使用されている資料をいくつかご用意いただき、今後女性医療人キャリア支援センターでも取り入れたいと思えるものに出会うことができました。各部門の視点からの質問にお答えいただく中で、大分大学とは規模や歴史は異なるものの、参考にしたい点、今後の課題となる点などをそれぞれに受け止めた貴重な視察となりました。

2015年3月12日(木) 神戸大学医学部附属病院 D&N plus ブラッシュアップセンター訪問

神戸大学医学部附属病院

神戸大学医学部附属病院 D&N plus ブラッシュアップセンターには女性医療人キャリア支援センター開室前より、制度や運営の面で相談にのっていただいており、この度、センター開設のご挨拶ができることを楽しみにしておりました。

実際に訪問して、まず驚いたのが登録制WEBサイトの充実です。妊娠がわかってからの各ステージで直面する問題を解決へ導いてくれるような情報が整っており、職場を離れている期間でもつながっている感覚、休職中に技能を維持するための支援を大切にしておられました。 上司、男性を含めた意識のケア、学生への教育にも注力されており、総合的な支援を実現されている様子に感銘を受けました。

2015年3月10日(火) 九州大学病院きらめきプロジェクトキャリア支援センター訪問

2015年3月より、全国施設訪問を開始しました。

最初の訪問地は、九州大学病院きらめきプロジェクトキャリア支援センター。九州の中でも先駆的な活動をしておられるセンターです。

当日は、第5回スタッフ発表会が開催されており、スタッフの皆様の活動の内容を掲載したポスターを拝見したり、お話しを伺ったりして、有意義な時間を過ごすことができました。みなさん、志が高く、誇りをもって活動されている様子が印象的でした。

九州大学きらめきプロジェクトキャリア支援センター

大分大学医学部附属病院 女性医療人キャリア支援センター
〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1番地
福利厚生棟1階 教職員休養室内
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