がんゲノム(遺伝子)医療により がん治療はどう変わるのか?
これまでのがん治療は、手術療法、がん薬物療法、放射線療法と支持療法を用いて行われてきました。がんに対する薬物療法では、従来の殺細胞性の抗がん剤に加えて、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤が開発され大きく変化してきています。これまでのがんの標準治療は、個人のがんの性質である臓器別のがん種・分化度・進行度に対応して適した薬を投与する治療法(Personalized Medicine)でした。
今後は、個人のゲノム(遺伝子)を分析して適切な薬のみを投与する治療法(Precision Medicine)の時代へと進んでいます。しかし、新しいがん医療として期待されるがんゲノム医療にも多くの課題が見えてきています。
今回の教育セミナーで、「がんゲノム医療と」とはどういう医療かについての基本的な知識や実際の医療の内容、見えてきた課題について学ぶことで、二人に一人ががんになる時代に、がん患者さんとそのご家族のためだけでなく、自分のためにも家族のためにも周りの人のためにも、もしがんになった時に慌てず、適切な医療の選択に臨める力になればと思っています。
講演内容
第一部 |
がんゲノム医療とはどのような医療か?どのような提供体制が進んでいるのか?
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第二部 |
がんゲノム医療は実際にはどのように行われているのか?
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第三部 |
がんゲノム医療に臨み課題に直面する患者をどのように支援するか?
大分大学医学部附属病院 がん相談支援センター
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受講方法
受講は、webでの開催となります。
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