医師不足が叫ばれています。眼科でも例外ではありません。日本眼科学会の調査では、現在の初期研修医制度が始まるまでは400名以上の眼科医が誕生していたのですが、研修医制度導入以後は200名台に落ち込んでおり、眼科医の減少傾向が続いています。高齢者が減ることはなく、あたらしい手術、治療の導入、あたらしい機器の導入によって、眼科医の仕事はどんどん増えています。このままでは現在の眼科のレベルを維持することが難しくなってくるでしょう。特に地方においては医師の地域偏在のために、その傾向は顕著になっています。できるだけ多くの医学生が眼科に興味を持ってくれることを期待しています。

私は大分大学に赴任して2年が過ぎました。大分での生活にも慣れてきました。大分大学の周囲は自然が多く、山々がすぐ近くにあります。温泉は湯布院、別府は有名ですが、近隣にも車ですこし行けば、入浴して、休憩できる温泉があります。大学は市の中心部から少し離れていて、勉強するには良い環境です。大学で車を止めるとウグイスの鳴き声が聞こえます。魚がおいしく、ふぐ、関サバ、関アジは有名です。豊後牛もあり、食は抜群です。
大分県の人口は120万ですが、大分市が47万人、別府市が12万人です。両市で県の半分を占めます。大きな病院は大分市と別府市にあるのですが、地域にも基幹となっている病院がいくつかあります。県内の病院で眼科が有る所はすべて、大分大学からの常勤医師の派遣あるいは非常勤医師が勤務しています。大分県内には眼科の研修をする病院、つまり眼科医が複数いる病院は大学以外には大分市の県立病院と日赤病院のふたつ、別府市には新別府病院と国立別府医療センターです。別府市は大分市から通勤圏内ですので、専門医を取得するまでは、これらの病院で研修することになり、自宅の引越しはする必要がありません。また大分県内の地方の基幹病院には一人医長で出向していますが、大分市まで1時間から1時間半の距離にあり、大学に来たり、大分市内での研究会、集談会に出席するのに問題はありません。県外の関連病院はありません。大分で眼科医として働いていくのは、生涯研修を含めてもたいへん環境のよい所だと思います。大学病院の再整備が始まり、6年後にはあたらしい病棟、外来になります。そういうわけで、大分で温泉・食・自然を楽しみながら働いてみたいと思われる方がいたら、いつでもご連絡ください。
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