大分大学医学部附属病院では新GCPが施行後まもなく、全国に先駆け臨床研究コーディネーター(CRC)を臨床薬理センターに配置し、治験を含む臨床研究の推進に取り組んできました。
また、大分大学医学部の前身である大分医科大学では、開学以来臨床薬理学を特徴とし、臨床薬理専門医師を養成し、現在では国内の施設で最多の日本臨床薬理学会認定指導医数を誇っています。
平成19年7月には厚生労働省より「治験中核病院」として選定され、地域は勿論のこと、全国の医療機関を支援する体制が求められることになりました。
このため、治験を含む臨床研究の推進を図るため病院を挙げて取り組むため、平成20年度には、総合臨床研究センターを新設して、これまで臨床薬理センターや薬剤部で行っていた事務局および治験実施・治験支援体制を一元化しました。
特に治験実施体制においては、国内の大学病院・病棟内で初となる早期臨床試験専用施設である、クリニカルトライアルユニット(CTU)を創設して、第T相試験からすべての臨床試験を大学病院で実施する体制を整えた結果、多くの早期臨床試験を実施することができました。昨年には先端分子イメージングセンター(PETセンター)が完成し、GMP基準でPET薬剤を合成することが可能になり、CTUと連携して早期臨床試験を進めていきたいと思っています。
また、豊の国臨床試験ネットワークを立ち上げ、現在では10幹事施設を含め57医療機関が参加し、大分県の医療の向上に寄与してきました。
我々スタッフ一同は国民の皆様によりよい医薬品をいち早く届けることにより、医療・福祉の向上に努めたいと考えております。