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教授ご挨拶

教授挨拶

初めまして、大分大学医学部腎泌尿器外科学講座教授の三股です。

当教室は昭和57年(1982年)に大分医科大学泌尿器科学教室として緒方二郎初代教授によって創設され、平成7年(1995年)に野村芳雄先生が第2代教授に就任し、平成16年(2004年)より私が第3代教授を務めております。以下に当教室の現状についてご紹介いたします。

臨床における当教室の特徴は、腹腔鏡下手術を中心とした低侵襲手術に力を入れていることです。1993年より本格的に腹腔鏡下手術を開始し、副腎疾患や腎尿管腫瘍など多くの疾患に対して腹腔鏡下手術を行っています。最近のトピックスとして、小さな腎腫瘍に対しては腹腔鏡下腎部分切除術を行い、副腎腫瘍や比較的大きな腎腫瘍に対しては単孔式腹腔鏡下手術を行っています。特に単孔式腹腔鏡下手術は本邦で2番目、西日本で最初に開始し、全国的にもトップクラスの成績を挙げております。従来は3~5箇所の穴を開けて手術を行い、さらに小切開創から臓器を取り出していましたが、単孔式腹腔鏡下手術は文字通り1箇所の創からすべての手術を行って、必要最小限の切開創か臓器を摘出する方法で、術後の疼痛がより少なく、美容的にも優れた手術法です。高齢者の腫瘍を摘出する手術だけでなく、小児や若年者の水腎症に対する腎盂形成術や尿膜管疾患、あるいは生体ドナー腎摘に対しても単孔式手術を行っております。特に若年女性には臍の切開で手術を行うことから、ほとんど傷痕の残らない手術が可能になりました。

前立腺癌に関してはこれまで小線源密封療法と小切開創の前立腺全摘を行っておりましたが、本年度よりロボット手術を開始する予定です。さらに2011年5月より膀胱腫瘍に対する腹腔鏡下膀胱全摘除術が先進医療として本邦で2番目に認可されましたが、本年より保険承認されましたので、適応があればどなたでも受けられるようになりました。大分の地方でありながら世界の最先端の治療を行って、患者さんの体に優しい低侵襲治療を目指しています。

臨床におけるもう一つの特徴は幅広い分野の診療を行っていることです。血液透析や腎移植などの腎不全医療、さらに長期透析の合併症である副甲状腺機能亢進症に対する手術は1980年代より行っています。小児泌尿器科領域では水腎症、停留精巣、膀胱尿管逆流症、尿道下裂などの主要な疾患を扱っており、尿路結石症に対する体外衝撃波砕石術や内視鏡下手術も多数例に行っています。女性泌尿器科領域では、頻尿・尿失禁や性器脱に対してテープやメッシュを用いた低侵襲手術を行っており、また現在当教室には女性泌尿器科医が5名在籍しており、大分県各地の病院で女性患者のニーズに応えられるよう努めております。

このように多彩な疾患を扱っている当教室には、日本泌尿器科学会専門医はもちろん、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本透析医学会認定医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医、がん治療認定医等を取得したスタッフが揃っており、それぞれの専門医が良質な医療を提供しております。さらに最先端の医療を学ぶため国内留学も積極的に勧めており、これまでに症例数の多い日本大学、東京女子医大、国立がんセンター、福岡市立こども病院等で専門分野の研修を行ってきました。今後も患者さんが大分の地で最先端の高度な医療を受けられるよう努力していく所存です。

基礎的研究では前立腺癌や腎癌などの尿路悪性腫瘍と外尿道括約筋幹細胞を用いた再生医療を中心に行っています。前立腺癌では低酸素環境による悪性化やアポトーシス、熱ショック蛋白について検討しています。腎癌では当大学分子病理学教室との共同研究として、array CGH法を用いてゲノム異常について研究を行っており、淡明型腎細胞癌の発生機序や透析腎癌、ベリニ管癌等に関する新知見を発表しています。外尿道括約筋幹細胞の研究は世界でも類がなく、国内外から高く評価されています。学位取得後は米国や欧州へ海外留学しており、これまでに米国のYale大学やHarvard大学、Emory大学、National Cancer Institute、Pittsburgh大学、オーストリアのウィーン国立分子生物工学研究所に派遣しています。

教育に関しては卒後臨床研修終了後に関連病院で実地医療を学ぶか、大学院進学かを希望によって選択できます。大学院進学は積極的に勧めており、研修期間中か専門医取得後に進学しています。当教室に入局する者は一人でも多く、臨床だけでなく基礎研究も経験し、さらに海外へ留学して視野の広い泌尿器科医に成長するよう願っております。出身大学や初期研修の病院に関係なく平等に、関連病院と協力して大切に泌尿器科専門医として育てていきたいと考えております。

以上、大分大学腎泌尿器外科学講座の現況について説明しましたが、当教室に関心のある医学生や初期研修医は気軽に連絡して頂ければ幸甚に存じます。

アクセス

〒879-5593
大分県由布市挾間町
医大ヶ丘1丁目1番地
TEL:097-549-4411 (代表)
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