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病院長挨拶
大分大学医学部附属病院長 門田 淳一Junichi Kadota
病院長写真

わが国は2005年以降世界で最も高い高齢化率であり、世界のどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えています。団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けてわが国の疾病構造は大きく変化してくることが予想されています。それに伴って地域においては、高度急性期あるいは急性期病床の削減とともに慢性期や回復期リハビリテーション、介護などを主に担当する病床や病棟を持つ病院への転換が加速すると思われます。その中にあっても大分大学医学部附属病院は県内唯一の大学病院であるため、高度な医療人育成機関および特定機能病院として高度急性期や急性期病床を維持し、県民の皆様に高度で安心安全な医療を今後も提供していく責務があると考えています。平成22年より開始した本院の再整備もほぼ終了し、すでに高度救命救急センター棟、新病棟、西病棟、東病棟、新外来棟が新しい場所で稼働しており、ハード面では高度急性期・急性期疾患、難治性疾患など多様化する患者様のニーズに充分対応できるようになったと思います。

一方で、高度な先端医療を支える上での人材(財)育成も本院の役割として重要です。2004年に新医師臨床研修制度が導入されて以降、大分県の医師不足に伴う地域医療の崩壊や診療科ごとの医師偏在が顕在化し、その後も現在まで回復の兆しは見えていません。本院としては地域医療に貢献できる医師の育成を責務と考え、大分県、県内自治体、医師会および医療機関との戦略的な連携を確立し卒前教育、卒後教育を充実させ大分県に残る医師の獲得を目指していく必要があると考えます。また、医師のみならず看護師、薬剤師などの医療専門職の育成、特に本院のような特定機能病院で需要の高い認定看護師や薬剤師などの育成も必須です。医療者側も高度で安心安全な医療を提供できるように高い意識をもって修練を継続していくことが大事と思っています。これを実践するためには診療のみならず研究心も重要であり、常に新規の医療機器、診断技術や医薬品の開発に目を向けて医学研究を推進し、将来の医療に対応できる能力を身につけておくことが求められます。

加えて近年のグローバル化に対応できるように医療分野でも国際貢献は重要で、本院はすでに内視鏡分野や血液浄化分野で東南アジア諸国やロシアに多くの実績を有していますが、今後もこれらを中心として双方向で国際的感覚を持つ医療人の育成支援を継続・発展させていく必要があると考えています。

この様な本院の責務を果たしていく体制を充実していくには医療人・職員のモチベーションの維持・向上を図ることが重要で、最近の働き方改革に象徴されるように労働環境の改善が必須ですので、働きやすい環境作りに努力していきたいと思います。本院の主な使命は安心安全な高度先進医療の提供と地域医療を担う医療人材(財)の育成です。このことを常に念頭に置きながら、未来にわたって患者さんも医療人・職員も満足できる附属病院であり続けるように努力していきたいと思います。

どうぞ今後とも皆様のご指導、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。