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病院長挨拶
次世代に向かう私たちの決意

大分大学医学部附属病院長 津村 弘Hiroshi Tsumura

病院長写真

世界に類を見ない超高齢社会でありながら、世界屈指の文化を誇る日本国民の安定的生活は、医療により担保されていると言っても過言ではないと思います。そして、医療技術は、急速に高度化しており、その恩恵は平等に享受できなければなりません。

しかし、大分県においても、地域の医療格差や診療科ごとの医師の偏在などの問題は、まだまだ、解決できているとは言い難い状況です。地域と診療科における医師の偏在の問題は、よく新医師臨床研修制度が原因とされますが、いずれ生じたであろう問題を早めただけのように思います。それは、社会の規範や若者の価値観の変化に医学教育や研修制度が追随できていなかったことを示していたのだと思います。

県内唯一の医育機関としての大分大学医学部附属病院の使命は、根源的なものとして、二つ挙げたいと思います。1)地域医療に貢献できる医師の育成、2)先進的で安全安心な医療の提供の二つです。「先進的」という意味は、「実験的」という意味ではありません。次々と開発される薬剤や医療機器も含めた医療技術は、それ自体は、より効果的で安全性の高いものとして、登場してきています。ただ、それらを本当に有効かつ安全に使用するには、医療者側に高度な学修と訓練が求められます。次に求められるものとしては、3)医学研究と4)国際貢献です。よりよい医療を実践するには、やはり日々の探究心は欠かせません。その気持ちは医学研究に直結すると思います。国際貢献も、既に多くの実績があり、これらを中心にますます発展させていく必要があると考えています。

基本的には、本院の臨床実績は、全国的な評価の中では、平均以上であると言えます。危機感を持って日々向上に努めることは重要ですが、これまでの実績に自信を持ち、誇りを持って働くことは、働き甲斐を生み、さらなる向上に繋がります。

職員の向上心を支えるため、労働環境の改善を図り、働きやすく、安心して働ける病院を目指したいと思っております。

故野口隆之前病院長は、来るべき未来に向けて病院の再整備の基本デザインを考えられました。完成を見ることなくご逝去されたことは、たいへん残念ですが、私たちは万難を排して、完遂させ、建物だけではなく、その内容も次世代に向けて素晴らしい病院にしていくことを決意しています。皆様のご指導、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。