SARS、クラミジアに似た病原体…中国研究機関

猛威を振るう新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)について、
中国の疾病予防コントロールセンターは4日、「原因はクラミジアに
似た病原体の可能性が高い」と発表した。

ロイター通信などによると、同センターは中国各地で死亡した患者の肺や
肝臓などを検査。五つの検体から、肺炎を起こすクラミジアに似た病原体を
検出したという。同センターでは「病原体は動物から感染した可能性が高い」
としている。SARSについては、世界保健機関(WHO)などは、コロナ
ウイルスの新種が原因とみている。

(2003/4/5/11:01 読売新聞)