北京でILO局長死亡、中国でSARS初の外国人死者

【北京=竹腰雅彦】中国衛生省は6日、北京に出張していた国際労働機関(ILO)の
ペッカ・アロ局長(53)(フィンランド人)が、SARSで死亡したことを明らかにした。

中国本土でSARSによる外国人の死者が出たのは初めて。

アロ氏は、「ILO中国雇用フォーラム」出席のため3月23日、タイのバンコクから北京入りし、
28日に発症し、市内の病院に収容されたが、6日未明に亡くなったという。
衛生省は感染源について特定していない。

同省によると、5日までに、中国本土では、計1247人が感染して、うち計51人が死亡した。

(2003/4/6/21:16 読売新聞)