新型肺炎、北京渡航に注意情報

外務省は12日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に関して、北京の
滞在者、旅行者に対し、安全対策に十分注意するよう呼びかける危険情報を出した。

世界保健機関(WHO)が北京をSARSの感染が連鎖的に広がっている域内
感染地域に指定したことを受けた措置。外務省の危険情報は危険度に応じて4段階
あり、今回は1番低い段階。

外務省はすでに、SARSについて「十分注意」を呼びかける危険情報を
シンガポール、ベトナム・ハノイ、中国・山西省、マカオ、台湾、カナダ・トロントに
出しており、北京で7か所目となる。上から2番目の危険度に準ずる「不用不急の
渡航延期」勧告は、中国・広東省と香港に出ている。

(2003/4/12/10:44 読売新聞WEB版)