新型肺炎は新種コロナウイルス、動物実験で可能性証明

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の原因が、これまで疑われている新種の
コロナウイルスである可能性が極めて高いことを、オランダ・エラスムス大学の研究
グループが動物実験で確かめた。

同大などの研究者は、SARS患者から採種したコロナウイルスを2匹のマカクザルに
接種し、SARSに感染したことを示す抗体ができたことを確認した。うち1匹は肺炎
の症状を示した。研究グループはさらに、このサルを解剖し病理組織を検査する。

(2003/4/12/22:20 読売新聞WEB版)