新型肺炎問題で坂口厚労相が国立感染研究所など視察

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の流行に関連し、厚生
労働省のSARS対策本部長を務める坂口厚労相は21日、東京都新
宿区の国立感染症研究所(感染研)と国立国際医療センターを視察した。

感染研はWHOの協力研究機関の1つで、坂口厚労相は、WHOによる
診断法の最新の開発状況などについて報告を受けた。同センターでは、
感染症患者に対応する国内最高レベルの安全性を備えた病室を見学した。

坂口厚労相は視察後、「国際医療センターの態勢なら、院内感染は完全
に防げる。ただ、両施設とも人手が足りないようなので強化しなければ
ならないと思う」と述べた。

(2003/4/21/13:50 読売新聞WEB版)