新型肺炎で相撲の韓国公演延期

日本相撲協会(北の湖理事長)は21日、6月14、15日にソウルで開
催を予定していた大相撲初の韓国公演ソウル場所を、延期することを決めた。

中国、香港などで流行している新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)
の影響を考慮したもので、北の湖理事長は「力士らの安全を第一に考えた。
今後も公演の実現を考えたい」と説明した。

本場所や地方巡業など協会公式行事との調整を考えても、年内開催は困難な
状況で、「来年2月を候補に開催を検討中」としている。

公演には力士や行司ら115人が参加する予定だった。

また、アジア体操連合も21日、5月28―31日に中国・揚州で予定していた
アジア新体操選手権を、SARSの影響で開催延期することを発表した。
日本からは、村田由香里(東女体大)、中村八千代(イオン)ら世界選手権
(9月、ブダペスト)に出場するメンバーらが参加することになっていた。

(2003/4/21/19:04 読売新聞WEB版)