新型肺炎、日本の10人は感染なし

厚生労働省の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)
対策専門委員会は22日、14日から21日までに報告さ
れた「疑い例」患者7人全員と「可能性例」患者5人のうち
3人の計10人について、SARSに感染していなかったと判断した。

他の感染症などが原因と判明したためだ。

残りの可能性例2人については、主治医もSARS以外の
ウイルス感染と診ているが、SARS感染の可能性を完全に
否定するだけの証拠がないとされ、引き続き経過観察する
ことになった。

また、最終的にSARS感染が確認された場合、都道府県知事は
速やかに、患者に入院を勧告するとともに、患者の家族など
には健康診断の受診を勧告することが決まった。

(2003/4/22/13:25 読売新聞WEB版)