NZ、新型肺炎での景気後退懸念し政策金利引き下げ

【シドニー=平井道子】ニュージーランド準備銀行は24日、政策金利
である公定キャッシュレートを0・25ポイント引き下げ、年5・5%
にすると発表した。公定金利の変更は昨年7月の利上げ以来で、利下げ
は2001年11月以来。

利下げの理由について同行は「新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=
SARS)などによる世界経済の後退がもたらす国内景気の減速懸念を
排除するとともに、インフレ圧力を避けるため」と説明している。

(2003/4/24/11:15 読売新聞WEB版)