戦争と肺炎で成田空港減収予測、公団役員給与初カット

成田空港を運営する新東京国際空港公団は24日、4月の収入が約15億円
の減収になる見通しを明らかにした。イラク戦争やSARSの影響で、旅客
数や発着回数が減ったためで、減収額は当初予算で見込んでいた月間収入の
1割以上。黒野匡彦総裁は同日の記者会見で、4―6月の3か月間、総裁、
副総裁、理事などの役員の給与を10―3%返上することを明らかにした。
公団役員の給与をカットするのは初めて。

公団によると、4月1―10日の出国客数は約23万人で前年同期間比
22%減。11―20日は約21万人で同34%減とさらに落ち込んだ。
1日あたり約40便が欠航、減便されており、30日までの1か月の欠航、
減便数は計約1300便に上る見通し。
(2003/4/24/14:16 読売新聞WEB版)