新型肺炎の死者世界で250人突破 中国、香港で85%

【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は23日、新型肺炎
(重症急性呼吸器症候群=SARS)について同日午後4時(日本
時間同11時)現在の世界まとめを発表、死者は中国と香港を
中心に251人に達した。可能性例も含む感染者は4288人だった。

発表によると、中国は死者が106人、感染者が2305人。香港は
死者が105人、感染者が1458人で、両方を合わせ死者、感染者
ともに世界全体の85%前後を占めた。

日本も可能性例の2人を報告しており、23日の集計に入っている。

( 2003年4月24日付  読売新聞)