サッカー五輪アジア最終予選、新型肺炎の影響で延期

日本サッカー協会に28日入った連絡によると、今年8―10月に
予定されていたサッカーのアテネ五輪アジア地区最終予選は新型肺
炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の収束時期が不確定のため、
来年3月に延期されることになった。カタール・ドーハで行われた
アジアサッカー連盟(AFC)の競技委員会で決まったもの。

最終予選の開催方法は同一地、または2か所で来年3月に集中開催
する方式と、3月3日から5月12日までの日程で行うホームアン
ドアウエー方式の選択肢がある。どれを採用するかは、最終予選3
組それぞれの参加国の話し合いで決めることになっている。

アテネ五輪の出場権をかけては、日本は2次予選で来月1、3日に
ミャンマーと東京で対戦し、勝ち上がれば、12チームが参加する
最終予選に出場する。

また、4月17日―30日にタイで行われる予定で、SARSの影
響により延期された女子のアジア選手権は、6月10日から同じタ
イでの開催が提案された。

◆U―22日本代表・山本監督「今は、1日と3日の試合に集中したい。
延期は決してマイナスにはならない。選手が成長する貴重な時間になる」

(2003/4/28/23:15 読売新聞WEB版)