新型肺炎対策で国際民間航空機関が乗客検査など通達

【ニューヨーク支局】国際民間航空機関(ICAO、本部カナダ・モントリ
オール)は2日、新型肺炎(SARS)の機内感染防止のため、感染地域に
滞在したり経由してきた乗客への検査や、チェックイン時に搭乗客に行う検
査など計6項目の指針を、加盟全188か国・地域に通達したと発表した。

指針は、このほか、SARSに関するパンフレットの乗客配布、感染が疑わ
れる乗客が機内にいることが運航中に判明した場合の対応について、操縦士
による機内放送、乗員による介護、運航後の機内消毒を勧告している。

(2003/5/3/23:47 読売新聞WEB版)