露アムール州、新型肺炎予防で中国との出入国禁止

【モスクワ=五十嵐弘一】タス通信などによると、ロシア極東・アムール
州のレオニード・コルトコフ知事は5日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候
群=SARS)流入予防のため、同州と中国との間の出入国を禁止するこ
とを決め、同日から実施した。

同州は中国に接し、中国との国境貿易も盛んで、州都ブラゴベシチェンス
クでは4日、中国人が約40人宿泊していたホテルの従業員男性(25)
が、SARSの疑いで病院に収容された。このため州保健当局はこのホテ
ルを隔離状態に置くなど、警戒を強めていた。

(2003/5/5/17:53 読売新聞WEB版)