カザフスタン、肺炎対策で自国民の中国からの帰国指示

【モスクワ=五十嵐弘一】インターファクス通信によると、新型肺炎(重
症急性呼吸器症候群=SARS)感染防止のため、カザフスタンのイマン
ガリ・タスマガムベトフ首相は5日、関係省庁に対し、北京の同国大使館
員の家族を含む、中国在住のカザフ国民を早急に帰国させるよう指示した。

首相はまた、今週中に中国との国境を閉鎖することも指示した。閉鎖は
20日まで続く見通しという。

カザフスタンではこれまで、SARS感染例は伝えられていない。

(2003/5/5/22:00 読売新聞WEB版)