新型肺炎で中国行き航空便の発券停止など通告…ロシア

【モスクワ=古本朗】ロシア運輸省の国家民間航空局は8日、
新型肺炎(SARS)が中国を中心に拡大しているのを受け、
香港を含む中国各地、及び台湾への定期旅客・貨物航空便の
発券、座席予約受け付けを全面停止するよう、アエロフロー
トなど航空各社に通告した。インターファクス通信が報じた。

一方、露鉄道省の防疫担当幹部によれば、モスクワ―北京間
の鉄道旅客輸送の停止は現時点では計画されていないという。
だが、同通信は、露政府が現在、航空機だけでなく、鉄道、
自動車をも含めた「対中輸送業務の全面停止」措置の発動を
検討中との情報も伝えた。

(2003/5/8/23:19 読売新聞WEB版)