香港帰りの米国籍中国人、上海当局が新型肺炎認定

【上海=伊藤彰浩】中国・上海市の衛生当局は10日未明、香港
から戻った米国籍の中国人1人が、新型肺炎(重症急性呼吸器症
候群=SARS)患者と認定され、市内の病院で隔離中だと発表
した。患者は香港で疑似症例と診断された後、疑いが晴れて退院
したのに再発しており、当局で警戒を強めている。

病状は安定しており、この間に患者と接触した22人についても
異常はないという。

上海での患者発生は7人目だが、外国籍の患者が見つかったのは
初めて。

(2003/5/10/15:10 読売新聞WEB版)