新型肺炎、台湾への支援も検討…坂口厚労相

坂口厚生労働相は11日、台湾での新型肺炎(重症急性呼吸器
症候群=SARS)の感染拡大について「生命にかかわること
で、対岸の火事ではない。お互い協力していかなければならな
い」と述べ、台湾に対し、医療機材提供などの支援策を検討す
る考えを示した。都内で記者団の質問に答えた。

台湾が世界保健機関(WHO)へのオブザーバー参加を求めて
いることに関しては、「台湾をオブザーバーとして参加させて
もいい。少なくともSARS問題ではWHOで意見を聞く必要
があるし、台湾に手を差し伸べる必要がある」と指摘した。

政府はすでに、中国に対し、医師派遣などの支援策を決めている。

(2003/5/12/01:56 読売新聞WEB版)