感染やパニックの防止策、厚労省が新型肺炎で特別研究

厚生労働省は13日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SA
RS)の緊急対策として、7000万―1億円をかけて「特別
研究」を始めると発表した。

研究項目は、▽院内感染防止のマニュアル作り▽検疫所でSA
RS患者を発見した時の搬送方法や航空機などの消毒方法▽患
者発生時に国民の間にパニックを起こさせないための施策――
など8項目で、吉倉広・国立感染症研究所長が主任研究者を務める。

政府の総合科学技術会議が12日、1億円を投じてウイルスの
検査方法やワクチン開発などの緊急調査研究を実施すると発表
しているが、厚労省の特別研究はこれとは別枠で行われる。

(2003/5/13/21:23 読売新聞WEB版)