患者と2m以内接触の人を健康調査…新型肺炎で厚労省

厚生労働省と国立感染症研究所は13日、新型肺炎(重症急性
呼吸器症候群=SARS)対策で、肺炎の症状がある「可能性
例」患者が報告された場合、患者と2メートル以内の至近距離
で接触した人などを対象に、健康状態の調査を行う方針を決めた。

接触後10日間の自宅待機を要請すると共に、体温の変化など
健康状態を毎日、報告してもらう。

接触者調査の対象は、可能性例の発症から解熱後2日までの間
の接触者のうち、〈1〉2メートル以内で直接対面した〈2〉
世帯内で接触した〈3〉エレベーターなど閉鎖空間に同時にい
た〈4〉たん、排せつ物などで汚れた物に触れた――のいずれ
かの条件を満たす人。

(2003/5/14/01:19 読売新聞WEB版)