新型肺炎による死者、台湾で3人増の34人に

【台北=若山樹一郎】台湾の衛生署(衛生省)は15日、新型
肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)による感染者が前日
より26人増えて264人に、死者は3人増えて34人となっ
たと発表した。1日の感染者の増加数としては最多。各地の医
療機関で院内感染や病院関係者の隔離などが相次いでいる。

同署によると、台湾の代表的医療機関の1つである馬偕病院
(台北市)で15日までに、医師ら4人の感染が見つかった。
また、台湾随一の医療レベルを誇る台湾大学付属病院でも医師
ら医療関係者250人が、感染の疑いがあるとして、隔離された。
南部の高雄地域の3か所の総合病院でも医師らが隔離されている。

(2003/5/16/00:52 読売新聞WEB版)