新型肺炎を懸念、IOC理事会が勧告文書作成へ

【マドリード=結城和香子】国際オリンピック委員会(IOC)
理事会は16日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)
に関して、アテネ五輪テストイベント等への影響の懸念から、
IOC医事委員会が組織委員会(ATHOC)との合意の上で
勧告文書を作成し、テストイベントや会議参加者等に送付する
ことを決めた。

一方、フェリ五輪執行局長は北京五輪準備への影響について、
開催予定だった作業部会やマーケティング関連イベントの延期
が出ていることを明らかにした。現時点では目立った遅れには
至っていないものの、今後の推移次第では予断を許さない状況だ。

(2003/5/17/13:26 読売新聞WEB版)