台湾の日系百貨店で新型肺炎感染者?4日間の営業停止

【台北=若山樹一郎】台北市北部の天母地区にある日系百貨店
「大葉高島屋」は17日、地下食品売り場の女性従業員が新型
肺炎(SARS)に感染した疑いがあるとして、同日から店内
消毒などのため、4日間営業停止にすると発表した。台湾の夕
刊各紙によると、この従業員は今月初めに発熱、市内の病院で
検査を受けていたが、16日までに感染の疑いが強まった。

これに伴い、同地区にある台北日本人学校(手賀英雄校長、小
・中学部計882人)は17日に予定されていた運動会を中止、
19日から23日の間、臨時休校することにした。

台湾の衛生当局によると、新型肺炎の感染者は17日、前日よ
り34人増えて308人に、死者は前日と変わらず35人。1
日の感染者増加数としては最多を更新、感染に依然歯止めはか
かっていない。

(2003/5/17/23:16 読売新聞WEB版)