新型肺炎の台湾人医師、ビザ書類に「学生」

【台北=若山樹一郎】日本への観光旅行後、新型肺炎(重症急
性呼吸器症候群=SARS)の感染が確認された台湾人医師
(26)が旅行前の4月23日、旅行会社を通じてビザ(査証)
を申請した際、書類の職業欄に「学生」と記していたことが1
9日分かった。

日本の対台湾窓口、交流協会台北事務所では「医師か学生かで
ビザの発行条件などが変わるわけではなく、なぜそう記載した
か調査中だが、『肩書詐称』に当たる」と話している。

関係者によると、医師は昨年6月、高雄市内の医大を卒業、馬
偕記念病院では常駐医師として、救急診療科に勤務していた。

(2003/5/19/13:51 読売新聞WEB版)