台湾人医師と同宿の999人は感染の可能性低い

厚生労働省は19日夕、新型肺炎感染が確認された台湾人医師
の接触者調査の状況を発表した。

調査対象は延べ2623人に上り、内訳はホテルなどの従業員
1357人、宿泊客など1266人。

従業員については、入院中のバス運転手を除いて健康に異常は
なかった。

宿泊客は999人の調査が終わり、11人に発熱や風邪などの
症状が見られたが、新型肺炎感染の可能性は極めて低いという。
同省は残る人たちの確認を急いでいる。

一方、同省は医師らに同行した台湾人添乗員に連絡を取り、ロ
ープウエーの同乗者や、フェリー乗船中に近くには日本人はい
なかったことなどを確認した。

(2003/05/19/22:19 読売新聞WEB版)