北京のリコー関連会社、新型肺炎で一時閉鎖

リコーの中国事業を統括する「理光中国」の子会社で、熱転
写リボンの加工を行う「理光電子技術北京」の中国人従業員
1人が、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感
染したため、今月5日から11日まで同工場を閉鎖していた
ことが20日、分かった。

同工場には事務職の日本人2人を含めて約60人の従業員が
いるが、その後、ほかの従業員への感染は確認できないとし
て12日に操業を再開した。

リコーによると、4月28日、同工場の自主検査で中国人従
業員の発熱が発覚したため、同工場のマニュアルに基づいて
会社を休ませた。その後、5月4日になって熱がさらに上昇
したため病院で検査したところ、SARS感染の疑いがある
と診断され、7日に感染が確認された。現在も入院している
が、快方に向かっているという。

(2003/05/21/03:45 読売新聞WEB版)