台湾医師が観光の京都市、新型肺炎で「安全宣言」

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感染した台
湾人医師が10日に立ち寄った京都市は21日、最長10日
間といわれる潜伏期間が経過しても発症者が出ていないこと
などから、「市内での2次感染の可能性は、ほぼなくなった」
とする<安全宣言>を出した。訪問先の自治体では初めて。

市SARS対策本部の会合で、本部長の松井珍男子(いずひ
こ)副市長が「医師と最も濃厚に接触したバス運転手が陰性
で、立ち寄り先の関係者の健康にも異常はない。専門家から
も安心できるとの判断を得た」と話した。医師は10日午前
に嵐山を観光。トロッコ列車で亀岡市に移動していた。

(2003/05/21/10:49 読売新聞WEB版)