中国帰りの与党3幹事長、マスク姿で「安全宣言」

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)が猛威を振る
う中国・北京から帰国後2日間自宅謹慎していた自民・山崎、
公明・冬柴、保守新・二階の与党3幹事長は22日、そろっ
て白いマスク姿で衆院本会議に出席し、本格的な公務を再開した。

3人は同日、「体調に異状はみられない」などとする「安全
宣言」を発表。だが、本会議中、3人に近寄って話しかける
議員はほとんどいなかった。3人は同日夜、静岡県浜松市内
での保守新党の熊谷代表のパーティーにそろって出席。冬柴
氏は「我々を保菌者扱いすることは、中国の好意を踏みにじ
るものだ」と語った。

ただ、熊谷氏は地元衆院静岡新7区で自民党新人候補と競合
しているため、山崎氏に対し、党内からは「なぜ対立候補の
パーティーに出席したのか」(橋本派幹部)との批判が出て
おり、山崎氏は新たな悩みを抱え込んだ。

(2003/05/23/00:55 読売新聞WEB版)