新型肺炎の拡大→ヤクルトの販売数アジアで急増

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の広がりとと
もに、ヤクルトの販売がアジアの一部で急増しているヤクル
ト本社の酒井清人専務は「インフルエンザの予防に効果があ
るというデータは出ているが…」とやや戸惑い気味。香港で
は、4月の売り上げが前月比4割増にも達した。

酒井専務は「新型肺炎には実験を試みていない。インフルエ
ンザの予防効果などが、拡大解釈されたのでは」と分析して
みせたが、「この状況は長く続かない」として、今期の売り
上げ予想に、“意外な販売増”は盛り込まなかった。

(2003/05/23/23:00 読売新聞WEB版)