広東と香港の渡航延期勧告を解除…WHO

【ジュネーブ=大内佐紀】世界保健機関(WHO)のヘイマ
ン感染症対策部長は23日、ジュネーブで記者会見し、新型
肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染者拡大が深
刻だとして中国広東省と香港に出していた渡航延期勧告を同
日付で解除すると発表した。

新型肺炎は広東省で最初に発生して香港に拡大し、その後各
地に広がったとされており、WHOは4月2日、世界で初め
て両地域に同勧告を出していた。

(2003/05/23/23:53 読売新聞WEB版)