ペットを捨てる飼い主急増、新型肺炎で…香港

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の影響で、
香港でペットを捨てる飼い主が急増している。23日付の
香港紙「東方日報」によると、「香港動物愛護協会」に届
けられた先月の「捨てペット」の数は前月比5割増の11
06匹に達した。

「捨てペット」の急増の原因は、SARSウイルスが動物
から人間に伝染した可能性が指摘されているためという。
影響は街のペットショップにも及び、一部の店の売上高は
SARSの流行前に比べて7割も落ち込んだ。

関係者は「ペットとSARSは無関係」と主張。飼い主に
責任ある行動を求めている。(香港支局)

(2003/05/24/13:55 読売新聞WEB版)