新型肺炎の打撃に対処、シンガポール閣僚・官僚減給

【シンガポール=中津幸久】シンガポール政府は新型肺炎
(重症急性呼吸器症候群=SARS)による経済打撃に対
処するため、閣僚と高級官僚の月給を10%減給すること
を決めた。

7月から1年間実施する。SARSをめぐり、隔離命令違
反者に刑罰を科すなど、国民に厳格な対応を求めている政
府が自ら範を垂れる姿勢をアピールする。

減給対象は公務員6万人のうち幹部職400人。このうち
各大臣や裁判官ら「閣僚級」は最大の10%カット。以下、
階級に応じて9―1%の減給となる。

(2003/05/28/00:30 読売新聞WEB版)