新型肺炎懸念し、スケート連盟が6月中の渡航禁止

日本スケート連盟は28日の理事会で、選手の海外合宿、
遠征について、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SAR
S)への感染を懸念し、地域を問わず、6月中の渡航を全
面禁止することを決めた。

スピード、フィギュア選手は毎夏、カナダで合宿を行って
いるが、松本充雄専務理事は7月以降の渡航についても、
「状況を見て、6月の早い時期に方向性を決める」として
いる。カナダ・トロント近郊の本拠地から帰国中のフィギ
ュアの本田武史(法大)については今後、対応を決める。

また、松本専務は2005年のスケート・アイスホッケー
国体について、山梨県でスケート競技だけの分散開催とな
る見通しを明らかにした。アイスホッケー競技は、日本ア
イスホッケー連盟が東京都など複数の自治体と調整してい
るが、開催地は確定していない。

(2003/05/28/19:32 読売新聞WEB版)