新型肺炎、中国本土で初めて死亡ゼロ

【北京=佐伯聡士】中国衛生省は1日、中国本土の新型肺
炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染者数が前日
より2人増えて計5328人、新たな死者はなかったと発
表した。感染状況を毎日公表し始めた4月20日以降、死
者ゼロは初めて。

新たな感染者は北京市と河北省だけでほかの地域はなかっ
た。中国本土の1日の感染者増加数は1週間連続1けた台
にとどまっている。

世界保健機関(WHO)の先月31日のまとめでは、SA
RSによる世界の死者は764人、感染者(感染可能性例
を含む)は8360人。

(2003/06/1/22:33 読売新聞WEB版)