中国とASEAN、新型肺炎対策で検疫協力を強化

【北京=佐伯聡士】中国と東南アジア諸国連合(ASEA
N)は1日、北京市内で、出入国検疫管理会議を開き、新
型肺炎(SARS)の感染拡大を防止するため、検疫協力
強化を盛り込んだ行動計画を採択した。

華僑向け通信社「中国新聞社」(電子版)によると、会議
には中国とASEAN10か国の代表のほか、世界保健機
関(WHO)や日本などの代表も参加。行動計画では、各
国に対して、入国者の検温や健康カードの記入などを実施
するよう求めたほか、感染者が出た場合の隔離・治療や感
染者が利用した交通機関の消毒などを徹底するよう定めた。
また、各国が感染状況や治療方法に関する情報交換も強化
するとしている。

(2003/06/01/22:52 読売新聞WEB版)