カナダの新型肺炎死者31人、シンガポールと同数

【シカゴ(米イリノイ州)=館林牧子】カナダの保健当局
は1日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)で
新たに1人が死亡、死者は31人になったと発表した。こ
れにより、死者数はシンガポールと並び、中国本土、香港、
台湾に次いで4番目となった。当局では、すでに死亡した
5人についても感染の有無を調査中で死者はさらに増える
可能性があるという。

死亡したのはトロント地域に住む60歳の女性。同地域で
は、SARSが再流行しており、感染可能性数は52人に
増加、5000人が自宅待機などの隔離措置を受けている。

(2003/06/02/12:48 読売新聞WEB版)