新型肺炎「ピーク越えた」…WHO駐中国代表

2003/6/5/22:14読売新聞WEB版

 【北京=佐伯聡士】世界保健機関(WHO)のベケダム駐中国代表は5日記者会見し、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)について、「中国を含めて世界的にピークを越えた」と述べ、感染拡大が世界的に鈍化傾向にあるとの見方を示した。

 その上で、ベケダム代表は「たった1つでも誤診があれば、再び感染拡大を招くことになる」として、警戒を呼びかけた。一方、中国衛生省は5日、中国本土のSARSの新たな感染者が4日に続いて確認されなかったと発表。死者は山西省の2人で計336人となった。


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