東京港入港の英駆逐艦乗員が高熱、肺炎の兆候はなし

2003/06/06/22:47 読売新聞WEB版

 東京港に入港中の英海軍駆逐艦「リバプール」(乗組員241人)で6日、乗組員男性が38度以上の高熱と、せきなどの症状を示したため、リバプールは都に対し、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の検査を依頼した。都では乗組員をSARS治療の指定病院に搬送して検査しているが、肺炎の兆候はなく「SARSの可能性は極めて低い」という。

 都によると、同艦は親善のためマレーシア、シンガポール、中国・上海、韓国・釜山に寄港後、5日に東京港に入港。男性は入港時の検疫では異常がなく、5日夜は晴海周辺を散策後、艦内で宿泊したが6日朝になって高熱が出た。


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