新型肺炎で痛手、小豆島のホテル46室を借り上げ支援

2003/06/07/21:24読売新聞WEB版

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感染した台湾人医師が訪れていたことで宿泊客のキャンセルが相次いだ「小豆島グランドホテル水明」(香川県土庄町)を支援しようと、在日台湾人の女性歌手、寒雲さん(48)(石川県美川町)が7日、全46室を1泊分借り上げ、希望者に食事付きで無料宿泊してもらうことを申し出た。

借り上げは19―20日の1泊2日。グループ(3人以上)での応募に限り、15日午後5時までにホテルへファクス(0879・62・1180)かメール(ghs@poem.ocn.ne.jp)で。

寒雲さんは、1999年の台湾大地震で多くの日本人から支援があったことに感銘、以来チャリティーコンサートなどを開催してきた。SARS問題では自らのコンサートも中止になるなどしているが、「同じ台湾人の不謹慎な行動を謝罪したい」と今回、約200万円をかけて企画した。


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