ほぼ世界全域で制圧状態 新型肺炎でWHO医務官

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月16日21時3分更新

 【クアラルンプール16日共同】世界保健機関(WHO)の新型肺炎(SARS)世界専門家会議が17日からクアラルンプールで始まるのを前に、WHOのマーク・ソルター医務官らが16日、同市で会見し、「新型肺炎はほぼ世界全域で制圧状態にある。数カ月後には箱に詰めてふたを閉じたい」と述べた。

 一方で「ふたを完全に閉じるには、ウイルスを早期に診断する方法や、ウイルスがどこから来たのかなど、われわれの知識が欠落した部分がまだ多く、それを埋める必要がある」とし、引き続き国際協力が重要と指摘した。

 新型肺炎対策が商業化し、国際協力が得にくくなる懸念があることについて「流行が沈静化しつつある中、大きな投資をする企業は少ないのではないか」とし、今後もWHOを軸とした研究が中心になるとの見方を示した。(共同通信)

[6月16日21時3分更新]


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