【ジュネーブ=大内佐紀】世界保健機関(WHO)は24日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染拡大防止を目的に北京に出していた渡航延期勧告を解除した。 これで、SARSによる同勧告は全地域で取り消されたことになる。 WHOはまた、北京を感染地域リストからも外した。これで、残る感染地域は台湾とカナダ・トロントだけになった。 中国では昨年11月に最初の感染例が見つかって以来、これまでに5326人の感染者を出した。うち347人が死亡した。 (2003/6/24/17:59 読売新聞)