新型肺炎対策の空港での体温検査、今後も継続

読売新聞WEB版
2003/6/25/14:34

 世界保健機関(WHO)が指定する新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の「感染地域」から、中国本土の全地域が外れたことを受け、国内対策の見直しを始めた厚生労働省は25日、国際線が乗り入れている全空港で帰国・入国者全員に実施している体温検査を原則として、今後も継続することを決めた。

 世界的にSARS制圧が進んでいるものの、「いまだに検査方法や治療法は確立されておらず、万が一、感染者が入国した場合、国内での感染拡大を最小限に抑えるためには水際での防止策は必要」と判断した。

(2003/6/25/14:34 読売新聞)


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